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南阿蘇農園のハーブ日記
ただの田舎じゃない熊本県・南阿蘇村。ココではじまったハーブ栽培の日記です。
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5月にカモミールの収穫を終えて、今月は、カレンジュラ、ブラックペパーミント、スペアミント及びローズゼラニウムの収穫を行っています。これを終えるとステビア、エキナセアを収穫し、7月には、ラベンダー、ローズマリー及び、ペパーミントの2回目の収穫等を予定し、収穫の最盛期を迎えています。採れたての南阿蘇産ハーブがハーブティーやエッセンシャルオイル等に加工されて、間もなく、全国各地の「南阿蘇ティーハウス」の店頭に並ぶと思います。
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昨年からハウスで越冬させていたレモングラスの親株を株分けして、約6000株を圃場に定植しました。今年の親株は、長い根を伸ばし、一株から分ける子株の数が例年の培近くもある等、良い苗を定植する事ができました。定植直後にレモングラスが新しい根を伸ばし、圃場に活着するまでが最も心配な時期です。早速、阿蘇の天然水をたっぷりと圃場に流し、その活着を促しました。
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3月~4月にかけて定植をしたペパーミント、カレンジュラ及びステビアの苗が圃場に植えると一段と元気になり、新しい芽を伸ばし、順調に生育しています。6月頃には、収穫が予定通りできるものと思います。その他、多年草のハーブも青葉を伸ばし、カモミールやローズゼラニウムは開花も始まりました。ハーブが芽吹き、心地よい春を実感するこの頃です。

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農園のハーブも芽吹きはじめ、春間近という所です。今回は、春の作付に向けて行ってきた土作りについて紹介します。農園は、「自然の有機物循環を利用した土作りにより、土の力で育てる有機栽培」を行っています。レモングラスは、収穫直後のまだ比較的暖かい、秋の内にその残渣を鋤き込み、有用微生物を培養した活性液を散布してその分解を促します。エビスグサの残渣は、写真のような無煙炭化器で炭を作り、この炭を土に還しています。炭は微生物の恰好の住処になる他、作物に必要な養分を蓄えます。また、冬の間も露地で越冬するローズマリー、レモンバーム、エキナセアやラベンダー等の多年草のハーブの畝間には、ライムギを播種して草生栽培を行っています。冬の間もライムギは、圃場に根を伸ばし、土を耕し、根圏の生物を育てています。春になって伸びたライムギは、刈り取って敷草にします。この様に圃場で育てた有機物は、再び土に還り、微生物に分解されて腐植となり、その土をフカフカにする他、養分となって新たなハーブを育ててくれます。本来ハーブは、自然の中で自生し、その香りや効能を生み出します。これを損ねないためにも「土づくり」にこだわって栽培したいと思います。
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有用微生物培養液の散布
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無煙炭化器による炭作り
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草生栽培
 
 香りの良いレモングラスを育てる事ができるのは、南阿蘇の天然水のおかげと以前のブログで紹介しましたが、この水を自分の眼で確かめたいと思い、先日、用水路を散策しました。用水路に沿って歩いた久木野から上流の竹崎水源付近に向かう小道は、阿蘇5岳と南外輪山を背景にして田園風景が広がる絶景の中にあります。上流に向かう途中で用水路の水源を地元の方に尋ねると、お一人は、白川、もうお一人は、竹崎水源と答えられました。実際に現地で見てみると、取水口は白川と両併川の合流点付近にあり、このすぐ近くに両併川に並んで竹崎水源が位置しています。正にお二人のお答えのとおりでした。竹崎水源と両併川の河口付近には、水が大量に湧き出ていました。これは、南外輪山に降った雨が地下を通って湧き出ているとの事です。取水口の水は、水量も多く、川底まで透きとおる様にきれいな天然水です。近くには、300年程前、江戸時代に、この用水路を創った肥後細川藩の片山松翁の碑がありました。当時の測量技術を駆使して、白川の水害にも苦労しながら15年の歳月を経て完成させたとの事です。レモングラスの圃場に流す水は、正に南阿蘇の豊かな自然と先人の苦労によってもたらされた「恵の水」である事を確かめる事ができました。
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竹崎水源
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用水路取水口付近(白川と両併川の合流点)
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用水路上流
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片山松翁記念碑
 

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Author:chi.chi
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