香りの良いレモングラスを育てる事ができるのは、南阿蘇の天然水のおかげと以前のブログで紹介しましたが、この水を自分の眼で確かめたいと思い、先日、用水路を散策しました。用水路に沿って歩いた久木野から上流の竹崎水源付近に向かう小道は、阿蘇5岳と南外輪山を背景にして田園風景が広がる絶景の中にあります。上流に向かう途中で用水路の水源を地元の方に尋ねると、お一人は、白川、もうお一人は、竹崎水源と答えられました。実際に現地で見てみると、取水口は白川と両併川の合流点付近にあり、このすぐ近くに両併川に並んで竹崎水源が位置しています。正にお二人のお答えのとおりでした。竹崎水源と両併川の河口付近には、水が大量に湧き出ていました。これは、南外輪山に降った雨が地下を通って湧き出ているとの事です。取水口の水は、水量も多く、川底まで透きとおる様にきれいな天然水です。近くには、300年程前、江戸時代に、この用水路を創った肥後細川藩の片山松翁の碑がありました。当時の測量技術を駆使して、白川の水害にも苦労しながら15年の歳月を経て完成させたとの事です。レモングラスの圃場に流す水は、正に南阿蘇の豊かな自然と先人の苦労によってもたらされた「恵の水」である事を確かめる事ができました。

竹崎水源

用水路取水口付近(白川と両併川の合流点)

用水路上流

片山松翁記念碑

竹崎水源

用水路取水口付近(白川と両併川の合流点)

用水路上流

片山松翁記念碑
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