カモミールは、例年9月初め頃、圃場を鋤き込んで土作りを行うと、こぼれ種が発芽をはじめて、発芽したカモミールで圃場を一杯に覆います。秋には、雑草も混在するのですが、雑草は、冬枯れしてカモミールだけが生き残ります。このカモミールの絨毯に収穫用の通路を作り、冬枯れした雑草を除くだけで、きれいなカモミール畑になり、5月の収穫を迎えていました。冬の寒さに強いカモミールには、南阿蘇の環境は最適です。しかしながら、今年は、例年になく温度の高い、暖かな日が続き、雑草が繁茂してしまい、冬枯れする前にカモミールを覆ってしまいました。このままでは、カモミールの生育を妨げるので圃場に畝を立て、雑草に埋もれたカモミールおよそ3000苗を移植しました。何か気候の変動を感じる所ですが、5月には、例年通り、阿蘇山をバックに可憐な花を咲かせてリンゴの香りを漂わせてくれるものと思います。






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